夫を調べ始めた私。「信じたい」のに、やっていることは真逆だった

当ページのリンクには広告が含まれています。

探偵事務所に相談してから、私は少しずつ夫のことを確かめるようになった。

それまでの私は、

「何かおかしい」

と思っていても、なるべく見ないようにしてた。

夫を疑ってる自分が嫌だったから。

でも、一度「本当のことを知ろう」と決めてしまうと、今まで気にも留めなかったものまで気になるようになった。

夫の持ち物。

車の中。

財布に残っているレシート。

郵便物や書類。

スマホを触っているときの様子。

何か、私の知らないことにつながるものがあるんじゃないか。

そんな目で夫の周りを見るようになった。

目次

何でも「証拠かもしれない」と思うようになった

レシートひとつ見ても、

「これ、いつの?」

と思う。

見覚えのないものがあれば、

「どこで使ったんだろう」

と思う。

以前の私なら、たぶん気にもしてなかった。

でも、この頃は違った。

何を見ても、

「これって何か関係ある?」

って考えてしまう。

一度疑い始めると、普通のものまで普通に見えなくなる。

それが自分でも怖かった。

夫は、とにかく整理整頓が苦手だった

そんな中で、改めて気づいたこともあった。

夫は、本当に整理整頓が苦手だった。

財布には、かなり前のレシートが残ってる。

カード類もきれいに整理されてない。

鞄の中にも、よくわからない紙やメモが入ったまま。

車の中も同じだった。

見た目はそれなりに片づいていても、細かいものがそのまま残ってる。

それを見ながら、ふと思った。

「こんなにだらしない人が、浮気なんて器用なことできるの?」

なんだか、おかしくなりそうだった。

浮気してるかもしれないと思って調べてるのに、

夫のだらしなさを見て、

「やっぱり違うかもしれない」

と思いたくなってる自分がいる。

でも当然、

整理整頓が苦手なことと、浮気してるかどうかは関係ない。

私はまた、答えの出ないところをぐるぐる回ってた。

調べながら、ずっと罪悪感があった

そして、もう一つ苦しかったことがある。

罪悪感。

もし逆の立場だったら。

自分のものを勝手に見られたら、私は絶対に嫌だ。

「なんでそんなことするの?」

って怒ると思う。

なのに私は今、夫を疑って、夫の周りに何かないか確かめようとしてる。

その矛盾が苦しかった。

「浮気してるかもしれないから仕方ない」

そう思おうとしても、完全には割り切れなかった。

そもそも、本当に浮気してるかどうかもまだわからない。

もし何もなかったら?

私はただ、夫を疑ってただけになる。

そう考えると、自分がものすごく嫌な人間になったような気がした。

信じたいのに、調べてる

夫を信じたい。

浮気なんてしてないと思いたい。

それは本心だった。

なのに、

「何かないかな」

って考えてる自分もいる。

信じたい。

でも、確かめたい。

何も出てきてほしくない。

でも、本当のことは知りたい。

自分の中に正反対の気持ちがずっとあった。

それが本当にしんどかった。

体にも変化が出てきた

この頃になると、食べることもつらくなってきた。

少し前までは、ストレスから食べる量が増えてた。

でも今度は逆だった。

食欲がない。

何を食べてもおいしいと思えない。

胃が重い。

気持ち悪くなることもあった。

夫のことを考えるだけで、胸のあたりがざわざわする。

それでも毎日は普通にやってくる。

仕事に行かなきゃいけない。

子どものこともしなきゃいけない。

ごはんも作らなきゃいけない。

だから、普通にしてた。

少なくとも、普通にしてるつもりだった。

それでも「何もないかもしれない」と思いたかった

この時点でも、私はまだどこかで期待してた。

もしかしたら、本当に何もないかもしれない。

誰かと仲良くしてたとしても、ただ話してるだけかもしれない。

気持ちが少し動いてたとしても、

まだ「不倫」と呼ぶような関係じゃないかもしれない。

そんなふうに、いろんな可能性を考えた。

というより、

そう思いたかったんだと思う。

完全な「黒」じゃなければいい。

まだ戻れるところにいてほしい。

そう願ってた。

でも同時に、頭の片隅ではずっと考えてた。

もし――。

本当に不倫してたら?

私の違和感が全部当たってたら?

そのとき私は、どうなるんだろう。

離婚するとか、しないとか。

そんなことより先に、

私は、その事実に耐えられるんだろうか。

この頃の私はまだ、

何も決定的なものを見つけてなかった。

だからこそ、

希望を捨てることもできなかった。

そして私は、

「何も出てこないで」

と願いながら、

その一方で、

「本当のことを知りたい」

とも願ってた。

この二つの気持ちの間で、ずっと揺れてた。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次