浮気調査はどこから違法になる?GPS・スマホ・尾行で注意したいこと

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パートナーの行動に違和感を覚えると、

「本当に浮気しているのか確かめたい」
「証拠を集めたい」

と思うことがあります。

私自身も、夫の不倫を疑ってから、さまざまな情報や証拠を集めました。

しかし、浮気調査は「夫婦だから何をしても大丈夫」というものではありません。

調査の方法によっては、プライバシー侵害などの民事上の問題だけでなく、状況によっては刑事上の問題につながる可能性もあります。

そこでこの記事では、

前半:浮気調査をするときに知っておきたい一般的な法律上の注意点

後半:私が実際に証拠を集めたときの体験談

に分けて紹介します。

※この記事は、私自身の経験と公的機関が公開している情報などをもとにまとめたものです。個別の行為が違法になるかどうかは、具体的な状況によって異なります。実際に調査を行う場合は、弁護士などの専門家に確認してください。

目次

【法律上の一般的な注意点】浮気調査で気をつけたい行為

まず、浮気調査をするときに注意したい行為について整理します。

大切なのは、

「夫婦だから大丈夫」
「自分の家だから大丈夫」
「共有の車だから大丈夫」

と一律に判断しないことです。

誰の所有・管理する物なのか、どこで行ったのか、どのような方法で情報を取得したのか、相手の承諾があったのかなど、具体的な事情によって問題となる法律や責任が変わる可能性があります。

1.尾行や張り込み

浮気相手と会っている現場を確認するため、自分でパートナーを尾行しようと考える人もいると思います。

しかし、尾行や張り込みについても注意が必要です。

ストーカー規制法では、一定の目的などの要件のもとで行われる「つきまとい」や「見張り」などが規制されています。

また、行為の内容によっては、都道府県の条例など別の問題が生じる可能性もあります。

そのため、

「配偶者の浮気調査なら尾行しても必ず問題ない」

と考えることはできません。

特に、繰り返しの尾行や待ち伏せ、住居や勤務先付近での見張りなどを行う場合には、慎重な判断が必要です。

2.スマホ・LINE・SNS・メールの確認

夫婦であっても、相手のプライバシーについて注意する必要があります。

特に注意したいのが、相手のIDやパスワードなどを利用して、本人の承諾なくサービスへログインする行為です。

警察庁は、他人のID・パスワードを不正利用してログインする行為について、不正アクセス禁止法違反に該当するおそれがあると注意喚起しています。
警察庁「不正アクセス対策」

一方で、

「ロックされていないスマートフォンの画面を見た」

ということと、

「相手のID・パスワードを使ってオンラインサービスへログインした」

ということを、まったく同じ法律上の問題として考えることも適切ではありません。

不正アクセス禁止法だけでなく、プライバシー侵害など別の問題が生じる可能性もあるためです。

特に、

  • 相手のID・パスワードを使ってサービスへログインする
  • 相手のアカウントを操作する
  • 本人に無断で監視目的のアプリなどをインストールする
  • 相手のデータを勝手に転送する

といった行為については、自己判断で行わない方が安全です。

3.GPSによる位置情報の取得

浮気調査で特に注意したいのがGPSです。

GPSをめぐる法律は改正されています。

2021年のストーカー規制法改正では、一定の要件のもと、相手の承諾なくGPS機器等によって位置情報を取得する行為や、相手が所持する物にGPS機器等を取り付ける行為などが規制対象に追加されました。

さらに、2025年12月30日からは、紛失防止タグを用いた位置情報の無承諾取得等についても規制対象に追加されています。

警察庁「ストーカー規制法が改正されました!」

ただし、ストーカー規制法が適用されるかどうかには目的などの要件があります。

そのため、

「無断でGPSを使えば必ず犯罪になる」

とも、

「夫婦だからGPSを使っても問題ない」

とも一律には言えません。

インターネット上には法改正前の古い情報も残っています。

GPSを利用しようとする場合には、現在の法律と自分のケースについて専門家に確認することが大切です。

4.カバン・衣服・車などへのGPS設置

GPSについては、「位置情報を見る」という行為だけでなく、「どこに、どのように機器を設置したのか」についても注意が必要です。

ストーカー規制法では、一定の要件のもと、相手方の承諾なく、その所持する物にGPS機器等を取り付けるなどの行為が規制対象となっています。

また、GPSを取り付けるために他人の住居や管理する敷地などへ無断で立ち入れば、GPSとは別の法律上の問題が生じる可能性もあります。

そのため、

「この場所ならGPSを取り付けても大丈夫」

という一律の判断は避けた方が安全です。

※GPSに関する法改正については、上記の「警察庁|ストーカー規制法が改正されました」を参照してください。

5.別居後のGPS設置や立ち入り

別居後は、さらに慎重に考える必要があります。

たとえば、別居している配偶者の住居へ無断で立ち入り、GPSや録音機器などを設置する行為には大きなリスクがあります。

また、

「以前は夫婦で使っていた車だから」

という理由だけで、別居後も自由にGPSを設置できるとは限りません。

所有関係、現在の使用状況、設置場所、設置方法、位置情報を取得する目的など、さまざまな事情が関係します。

別居後に証拠を集める場合には、自己判断で行動する前に弁護士などの専門家へ相談することをおすすめします。

6.ボイスレコーダーによる録音

録音についても、状況によって考え方が変わります。

たとえば、自分自身が参加している会話を録音する場合と、自分がいない場所に録音機器を設置して他人同士の会話を録音する場合とでは、事情が異なります。

また、録音機器を設置するために他人の住居や管理する場所へ無断で立ち入れば、録音とは別の問題が生じる可能性があります。

「録音なら大丈夫」と一律に考えず、場所、方法、会話の当事者なども含めて慎重に判断する必要があります。

「合法な浮気調査」の一覧を鵜呑みにしない

浮気調査について検索すると、

「これは合法」
「これは違法」

と一覧になっている記事を見かけることがあります。

しかし、実際には具体的な状況によって判断が変わることがあります。

たとえば、

  • スマホやパソコンを見る
  • カード利用明細などを見る
  • 車の走行履歴を見る
  • GPSを利用する
  • 尾行する
  • 録音する

といった行為についても、誰の所有・管理する物なのか、どのような方法で情報を取得したのかなどによって事情が変わります。

そのため、この記事では、

「この方法なら絶対に合法」

という一覧は掲載しません。

【ここからは私の体験談】実際に証拠を集めたときに気をつけたこと

ここまでは、浮気調査についての一般的な注意点を紹介しました。

ここからは法律の一般論ではなく、私自身が夫の不倫を疑い、実際に証拠を集めたときの体験談です。

私が行ったことが、他の人にもそのまま当てはまるという意味ではありません。

また、「私が実際に行った=法律上問題がない」という意味でもありません。

あくまで、私自身がどのように考え、行動したのかという体験として紹介します。

自分でどこまで調べるのか迷った

夫の不倫を疑い始めたころは、

「自分でどこまで調べていいんだろう」

ということに何度も迷いました。

事実を知りたい。

できれば証拠も残したい。

でも、証拠を集めるために自分自身がトラブルになることは避けたい。

この二つの間で迷うことが何度もありました。

分からないことは弁護士や探偵に確認した

そこで私は、自分だけで判断できないことについては、弁護士や探偵に確認するようにしました。

「これはやっても大丈夫なのか」

「この方法で集めたものは証拠として使えるのか」

「ここから先は自分でやらない方がいいのか」

など、分からないことが出てくるたびに相談しました。

私自身、かなり細かいことまで何度も聞きました。

私が実際にGPSを使ったときの体験については、別の記事で詳しく紹介しています。

→ 【体験談】浮気調査でGPSをカバン・リュックに使った結果|選び方と注意点

自分での尾行は断念した

私も、自分で夫を尾行することを考えたことがあります。

しかし、実際に考えてみると、法律上の問題だけではありませんでした。

相手に気付かれる可能性や、長時間追い続ける難しさ、車や徒歩で移動された場合の対応など、素人が行うには難しいことがたくさんありました。

そのため、私は自分だけで尾行を続けることは断念しました。

確実な証拠が必要になった段階では、探偵に依頼することにしました。

→ 私が探偵事務所を選ぶときに譲れなかった基準

「証拠を取りたい」という気持ちだけで行動しないようにした

不倫を疑っていると、

「今すぐ確認したい」

「絶対に証拠を残したい」

という気持ちになることがあります。

私自身もそうでした。

でも、証拠を集めるために自分自身が法的なトラブルを抱えてしまったら、本来の目的から外れてしまいます。

だからこそ私は、分からないことがあれば専門家に確認し、自分だけで判断しないようにしました。


まとめ|浮気調査は「夫婦だから大丈夫」と決めつけない

浮気調査では、どこまで調べてよいのか判断に迷うことがあります。

特に、

GPSによる位置情報の取得、スマートフォンやアカウントへのアクセス、尾行・張り込み、無断での立ち入り、録音

などについては注意が必要です。

また、法律は改正されることがあります。

GPSによる位置情報取得についても法改正が行われ、2025年12月30日からは紛失防止タグを利用した位置情報の無承諾取得等についても規制対象が拡大されています。

そのため、何年も前に書かれた浮気調査の記事をそのまま参考にするのではなく、現在の情報を確認することが大切です。

私自身も、夫の不倫の証拠を集める中で、分からないことは弁護士や探偵に何度も確認しました。

「証拠を集めたい」と思ったときほど、まずは自分がしようとしていることにどのようなリスクがあるのかを確認する。

それが、自分を守りながら不倫問題に向き合うためにも大切だと、私は実体験から感じています。

参考にした公的情報

警察庁|ストーカー規制法が改正されました!

警察庁|不正アクセス対策

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